毒親に振り回された男の記録⑧「我が家に祖母がやって来る」

毒親育ち

父が家を出て約一週間後、母方の祖母が四国から来ました。母を心配して、関西の我が家まで遠路はるばるやって来ました。

まず。フェリーで神戸まで来て、兵庫県内の伯母の自宅に数日滞在しました。
そして、母が祖母を伯母宅に迎えに行って、電車に乗って我が家にやって来ました。

家の中は相変わらず整理されておらず、散らかったままでした。家の中の様子を見て、祖母は唖然としていました。母からは散らかっていると聞かされていたようですが、祖母の予想を遥かに超える散らかり具合だったようです。

祖母は「なんだ、この家は!」と、激怒していました。何か言われる度に、「精神的に辛くて、何も手につかなかった」と、弁明していました。
そして、「こんなに汚い状態で生活して、子供達が可哀相だと思わなかったのか」と、私が母に言いたかったことを代弁してくれました。

そして、吸い殻が溜まっていたので、母がタバコを吸っているのがバレました。「お金がないと言っていたのに、こんな物に無駄遣いをしていたのか!」と、更に激怒されていました。

祖母は相当腹が立ったのか、伯母に電話をかけました。そして、家の中の有様とタバコを吸っている事を伝え、母の不甲斐なさに愚痴を言っていました。母は隣で「もう言わないで、もう止めて」と、泣きながら訴えていました。

電話が終わると、祖母は「今から片付ける!」と言って、電車で片道2時間かけてきたのに、休憩することなく取り掛かりました。

流し台に溜まっていたゴミを取り、積み重なった食器を洗っていました。そして、散った油に覆われたガステーブルを綺麗に拭き取り、流し台のこびりついた汚れも取ってくれました。
冷蔵庫の中とテーブルの上のゴミも処理してくれました。

家に来て数時間後に台所は綺麗になりました。久しぶりに整理整頓されたキッチンを見て、凄く懐かしい気持ちになりました。
夕方から取り掛かり、気がついた頃には日が暮れていました。祖母は「明日から掃除をするから」と言い、この日は一旦掃除は終わりました。

翌日から毎日掃除に取り掛かっていました。学校から帰ってくると、朝とは違って部屋の中が綺麗になっていました。
山積みになっていた服は全て畳んで、タンスの中に収納されていました。そして、ずっと敷きっぱなしだった布団は、日中は押し入りの中に収納するようになりました。

数日で見違えるように綺麗になりました。今までは帰っても家の中が散らかっていたので、落ち着いて過ごすことが出来ませんでしたが、整理整頓していると凄く居心地が良かったです。

「このままずっと綺麗なままの家であればいいな」と思いながら、生活していました。

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