完済まで12年かかった借金返済記㉔「謎のDM!恐怖を感じる」

借金返済

順調に消費者金融への返済をしていた頃、当時の日本は闇金問題が浮上していて、社会問題に発展していました。法外な金利で貸付け、暴力的な取り立てが横行していて、メディアなどのニュースでよく取り上げられていました。

そんな闇金のニュースがテレビなどで取り上げられると、「たとえ苦しくなっても、絶対に手を出してはいけないな」と思いながら見ていました。

ある日、昼から出勤の平日、正午前にポストに一通のハガキが届けられました。私宛のもので、ハガキの裏を見ると、聞いたこともない金融会社からのものでした。全く見に覚えのない所からでした。

そのハガキを見た途端、「何故、こんなハガキが?」と思い、大きな恐怖感を覚えました。私は普通の消費者金融からの借り入れはありましたが、こんな無名な所からの借り入れは全く借りたことはありませんでした。

「何処から私の個人情報が漏れたのだろう?」と思い、しばらく震えが止まりませんでした。気分的に会社に出勤できるような状態ではなかったので、この日は有給休暇を使って休むことにしました。

何か心当たりがないか、借金をする時に関して今までの行動を思い出しました。以前、消費者金融で同じ日に2回連続で断られた時、国道沿いの「即日融資」とか「100%融資」などと書いてあった看板を見て電話したことがありました。実際に申し込んでみましたが、初回の融資額が5万円と言われ、しかも免許証か保険証のコピーをFAXで送って欲しいと言われ、手間がかかるのと怪しい感じがして断ったことがありました。

この時に、氏名、生年月日、住所、電話番号、勤務先などの個人情報を伝えた記憶がありました。もしかしたら、ここから漏れたのかな?」と思いました。

あと考えられるのは、多重債務者なので、多重債務者リストのようなものがあるのかな?とも考えました。

「これからこんなハガキが沢山来るのかな?」と思いながら、不安な気持ちを抱えました。
そして翌日、「今日はもう来ないように」と願いながら、昼前の郵便の配達員が来る時間帯を迎えました。配達員のバイクの音が聞こえ、ハイツの階段を上る音が聞こえてきます。
そして、ポストから「パサッ」という何かが入った音がしました。

恐る恐るポストを開けてみますと、今度は別の金融会社からでした。もう来て欲しくないと淡い期待を寄せていましたが、望んだ通りにはなりませんでした。
「これは始まりに過ぎないかも。これからは、もっと色んな所から来るんだろうな」と感じました。

2日連続休むわけにはいかないので、出勤しました。帰宅後、母と弟に怪しい金融会社からダイレクトメールが届けられた事を打ち明けました。
「何故こんなハガキが来るんだろう?」と不思議がっていました。この時は、借金があることを家族に打ち明けていませんでした。

それからは毎日のようにダイレクトメールが届けられるようになりました。最初は一通だけの日が続きましたが、そのうち何通も届くようになりました。多い日で10通くらいの時もありました。

こんな日が毎日続くと恐怖感は低くなって来ましたが、「いつになれば無くなるのかな?」とうんざりするようになりました。家族も次第に違和感を覚えるようになったようです。

いつまでもくよくよしていられないので、「早く借金返済して、こんなダイレクトメールが届かないような環境を作ろう」と気持ちを切り替えるようになりました。

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